江戸時代から神棚が登場しました
あの里見八犬伝を書いた滝沢馬琴の作「三七全伝南柯夢」の中の一節を、
葛飾北斎が書いた『三七全伝南柯夢(さんしちぜでんなんかのゆめ )』という絵があります。
この絵の中に神棚がありますね。
ほぼ中央の上の方です。
江戸時代の半ば以降には、伊勢神宮に参りに行く、「お伊勢参り」が流行りました。
なんと、その流れの中で、伊勢神宮の御神徳をあちこち説いてまわる
「御師」まで登場したのですがこの人たちが伊勢神宮の御神札を配ることで
お伊勢参りに拍車がかかったのだとか。
そしてこの配られたご神札を祀るために
作られたのが神棚だった!
と言われています。
なので最初は御神札を入れるだけの簡単な作りだったようです。
上の絵の中の神棚も入れ物みたいですね。
だんだん豪華になっていき、もとが伊勢の御神札だったこともあり
伊勢の宮型が一般的になっていったようです。
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