日本人は無宗教と答える人が多いと言われます。
でもみんな何かあると神社やお寺に行くし、結構お金も払いますが文句ひとつ言いません。
とくに神社は日常の中に溶け込んだ信仰と言えるんじゃないか、そう思います。
神道は、日本人の暮らしの中から生まれたと思います。
大昔、稲作をはじめとした農耕や漁や猟などから、深く自然と関わらずに生きることはできないものでした。
自然はと言えば、恵みをくれるとともに、猛威もふるいます。
そんな自然の中に神々の姿を垣間見たのが神社の信仰の始まり。
そして、日本の清浄な山や岩、木や滝などの自然に神様が宿っていると実感してきたのでしょう。
そんな特に感じるものが強かった場所に建物が建てられ、神社が誕生したのです。もともとはそんな風に神々を祭ることに名前はなかったけど仏教が来たので仏教に対して神道という名前がついたのかもしれませんね。
神道の大きな考え方は、
- 自然と人間とがともに生きてゆくこと、
- 祭りを通じて地域社会の和を保ち、一体感を高めてゆくこと、
- 子孫の繁栄を願い、家庭から地域、の限りない発展を祈ること。その先にはクニ全体の繁栄がありますね
などです。(神社本庁HP参考https://www.jinjahoncho.or.jp/shinto/shinto_izanai)
神道は、私たちの暮らしに完全にとけ込んでいるのでことさらそれを意識することもないのかもしれませんね。
でも、初詣や厄除、初宮参りや七五三、結婚式や地鎮祭など、神道の行事は頻繁に訪れてもいます。
ほんのちょっと意識してほんの少しその意味を考えるだけで心が豊かになるのかもしれません。
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